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全トヨタ労働組合をサポートする市民の会


イメージ 全トヨタ労働組合をサポートする市民の会
結 成 宣 言(抄)

古来、労働は暮らしの中心をなし、生きる糧とし、喜びとし、人と人とのつながりの結び目としてきました。
1987年の国鉄の分割民営化は、鉄路で働く人々を分断し、退職に追いやり、職場で憎しみと競争を煽り立て、労働への畏敬と、連綿と受け継がれてきた働く者の団結をも破壊してしまったといっても過言ではありません。
ひるがえってトヨタ自動車は、1992年に策定した「基本理念」の冒頭で「内外の法およびその精神を遵守し、オ−プンでフェアな企業行動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす。」と謳っています。
 しかしトヨタといえば、「自動車絶望工場」の代名詞であり、合理化・過密労働で世界語にもなった「KAIZEN・カイゼン」、堤工場・内野健一さんの過労死裁判など、批判も多いのです。
そんな中で2006年1月22日、「全トヨタ労働組合」(ATU・全トユニオン)が結成されました。「トヨタを変え、労働者の働く職場に人間性を取り戻す。」とATUは高らかに掲げました。
 全トヨタ労働組合を取り巻く状況は決して楽観出来るものではありません。働く者の職業、職種、職場の違い、加盟する組合組織などの違いを超えた広い連帯と共に、市民の手で社会的に支えていく「輪」と「知恵」がいまこそ必要です。
私たちはここに、現実から目をそらさず、希望ある社会の未来を共に考え、国際連帯の旗の下、全トヨタ労働組合の組織的発展と、ひるまぬ闘いを全国、全世界の労働者、市民と共にサポートし、また自らも自主的に行動するする「市民の会」の結成を宣言します。

2008年1月20日







   
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